ゴリ押しでやってみる。
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座標変換式
直交座標系におけるラプラシアン
これを極座標に変換する。変換のためには、微分の連鎖律
などを使う。
x で偏微分する。r の場合は素直に
である。θの場合は、まず
の両辺を x で偏微分して、
だから、これを整理すると
が得られる。φの場合は、
だから、x で偏微分して
となる。したがって、
を得た。
y で偏微分する。計算は x で偏微分したときとやり方は同じで、結果を書いておけば
となる。これらより、
を得る。
z で偏微分する。これも上と同様で、結果を書いておけば
となるので、
を得る。
ここからが超面倒くさくなる。
であるから、順番に偏微分を計算していこう。まず、
となるから、求めるべきはこれらの和である。すなわち、
でまとまった。
x の二次と同様である。すなわち、
を計算すればよい。これも順番に求めていくと、
となる。よって求めるべきこれらの和は、
となる。
これは一気に求めてしまおう。
でおしまい。
以上より、いろいろ纏まったり消えたりする項があって、
が得られる。これが求めるべき式、三次元極座標におけるラプラシアンである。
なお、もう少し洒落た書き方もある。すなわち、
とする。内容は上と変らない。